田口翔太郎先生が描くホラー漫画「裏バイト：逃亡禁止」第5話。
主役の二人が潜入する今回の裏バイトは人形供養のアルバイトである。その仕事はある一軒家で対象の人形と一緒に暮らす事であった。
ユメと和美に差し迫る恐怖。
そして今回限りの登場キャラであるシャーロット天ノ崎。3人は何事もなく無事にバイトを終える事ができるのか…。ではでは、内容を紹介していく。
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裏バイト：逃亡禁止【5話ネタバレ】
冒頭、人形に話しかけていくユメ。
時は遡って主役の二人である白浜和美と黒嶺ユメは人形供養の裏アルバイトに参加していた。今回は二人だけでなくシャーロット天ノ崎といったドール系ファッションの女性も参加。
人形供養部門の部長と挨拶を交わして、早速3人はアルバイトの内容を端的に聞かされていく。
『アナタ方には普通じゃない人形としばらく一緒に暮らしてもらう』
人形供養裏バイトの内容を説明してもらう3人。そして職場へ移動。普通の一軒家である。各部屋は自由に使ってOK。ただし、2階の奥の部屋だけはリフォーム中だから立ち入らないように忠告を受けていく。
普通じゃない一軒家…普通じゃない人形と生活スタート！？
3人は1体の人形と生活を共にしていく。
しかし、天ノ崎は異様に人形に執着。対象の人形を一人で抱きかかえて逃げようとしていく。
ユメは注意する。
『天ノ崎さん…その人形うかつに触らない方が…普通じゃないらしいし…』
ユメと和美にブチ切れて人形を持ったまま一軒家から脱出しようとする天ノ崎。しかし、玄関の扉など外に繋がる扉は全て外側から鍵がかかっており、3人は閉じ込められていた。
家の中を一通り、確認しよう2階に上がって奥の部屋を確認するユメ。部長が言っていた奥の部屋はリフォームと言うより、中から何も出られないように厳重なバリケードがされていた。
一方、天ノ崎は人形と共に部屋に引きこもっていく。
ドタドタとした音が2階から響く事に気づくユメと和美。匂いを感知した先は天ノ崎の引きこもっている部屋であった。
『ハマちゃん…思ったんだけど…私達…ただ閉じ込められたんじゃないね…人形と一緒に閉じ込められた…』
そんな事を口に出しつつ、部屋の扉を開けると尋常じゃないやつれ方をした天ノ崎が倒れかかってくる。
取り敢えず天ノ崎を看病。
しかし、目を離した隙に人形は動いて天ノ崎の隣に移動していた。人形をどけようとすると噛まれるユメ。完全にヤバい人形である。
騙されていた3人！？
人形をロープで縛り付けた後、ユメ達は立ち入り禁止を言い渡されていた2階奥の部屋のバリケードを外していく。ユメいわく、そこから白い安全な匂いのがするのだった。
一方、体調が回復した天ノ崎は起き上がって再び人形を探していく。
人形を見つけた天ノ崎は再び部屋に閉じこもって人形と生活をする。呆れた二人はひとまず、2階のバリケードを外す事に専念。
バリケードを外した奥の部屋の様子は酷い有様であった。部屋の中からメモ用紙が見つかる。そこには人形の事が書かれていた。
裏バイトの人形供養は文字通り、人形へ供える事であった。しかし。供え物は人間の肉体だと書かれていた。
背後に天ノ崎の姿。
そして一軒家に設置された監視カメラ越しに3人の様子を見ていた黒柳。
『もう4時間…微動だにしないな…入られたか』
黒柳は一軒家に入っていく。
彼を従順に出迎える3人。そして黒柳の背景が明かされていく。彼は依頼者から200万円で供養の依頼を受けていた。そしてユメ達は人形の生贄だったのだ。
場面は転換。
拘束される黒柳。メモ用紙によって黒柳の魂胆を見抜いていた3人。演技をしてあたかも人形に乗っ取られたかのような演出をしていたのだ。
和美は依頼者から受けたお金の9割を欲しいと提案していく。
『やっぱり実際仕事したのは私らだし…9割は欲しいなー…言っとくけど監禁罪で訴える事もできるから…』
言葉を失う黒柳。
そして事後が描かれていく。
根暗なイメージのあった天ノ崎だがユメと和美もびっくりする程、性格が明るくなっていた。彼女との会話で一点だけ気になる言葉を見つけるユメ。
『天ノ崎さんって人形のこと人形って言わなかったような…』
天ノ崎と別れてから気づくユメ。
そして黒柳。
クライアントに人形供養が完了した事を報告していく。最後の対象の人形をお焚き上げして終わりにすると依頼者に告げる黒柳。
その人形からはある声が漏れていた…。
『カラダトラレタ…タスケテ…モヤサナイデ…』
最後に今回のアルバイト料が明かされていく。ユメと和美は一人ずつ出勤数1日で80万円以上のバイト代金を稼ぎ出していく。
裏バイト：逃亡禁止【5話の感想】
第5話は人形供養のアルバイト。
最終的に天ノ崎が人形に乗っ取られていた…といった恐怖の結末を迎えていく。
いや～怖いけど面白いから読み進めてしまう漫画である。
時折、差し込まれる恐怖描写が本当に怖い…（笑）興味が出た人は是非、チェックして欲しい漫画だ！
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