漫画「失踪島」をご紹介!
この作品はカルトサスペンス的な要素を含む漫画。DMMブックスにて独占配信されており、現在は縦読み版が配信されています。気になった人は是非、DMMブックスをチェックして購入や無料試し読みをしてみて下さいね♪。
ここでは『失踪島』のあらすじ、ざっくりとした内容、感想などをお届けしていきます!
執筆時点では1話~3話まで無料版も配信されていますよ!
1話 | 2話 | 3話 |
4話 | 5話 | 6話 |
7話 | 8話 | 9話 |
10話 | 11話 | 12話 |
13話 | 14話 | 15話 |
16話 | 17話 | 18話 |
19話 | 20話 | 21話 |
22話 | 23話 | 24話 |
25話 | 26話 | 27話 |
28話 | 29話 | 30話 |
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失踪島【あらすじ】
主人公・京平と妻の美沙は、最愛の息子・純が原因不明の病気で余命いくばくもないという状況に苦しみながらも、希望を捨てずにいた。そんなある日、京平が仕事から帰宅すると自宅から妻子の姿が忽然と消えていた。
主人公は京平。
ある日、忽然として姿を消す妻の美沙と息子の純。京平は美沙の妹である優に相談。思い当たる節のあった優は美沙が純を連れて故郷の島に戻った事を京平に告げていき、物語が本格的に開始されていきます!
失踪島【ネタバレ】
1話ネタバレ
息子である純の誕生日を祝う京平と妻の美沙。
純は原因不明の病気で年内を超えられるかどうか不明であった。
不安はありつつ純の為に看病も頑張る決意を見せる二人。そんな翌日…京平は仕事が終わって自宅へ戻ると純と美沙が忽然と姿を消していた。
電話も繋がらない状態。
京平は美沙の妹である優へ連絡。彼女は意味深な言葉を伝えて京平と合流する事へ。
実は昨日…姉さんから電話があったの…失踪島
優は美沙から逃げるように指示を伝えられていた。
電話で会話した状況を伝える優。美沙との電話で船に乗っているような音が聞こえたと告げる。
おそらく実家に帰ったと…実家のある島には昔から伝わる医術があり…それに純を託そうとしているのではないか…。そんな考えを伝える。
美沙達の実家はもう無くなっている事を聞いていた京平。しかし、重い口を開き…優は実家は仙台の沖にある新貝島にある事を告げる。同時にあの島に戻るともう外には出られないと。
つまり姉さんはここでの生活をなかったことにしたってわけ失踪島
そんな事が出来る訳がないと動揺する京平だったが…姉さんは二回目だからと出来ると意味深な言葉を京平に伝えていく。
2話ネタバレ
過去、新貝島にいた時の話を語る優。
美沙は自分を連れて一度島を捨てている事を明かす。そして今は純の治療の為に島へ戻ったんだと。
美沙が島を捨てた理由は尋ねる。
姉さんは島の男たちとセックスしなきゃいけない決まりだったみたい失踪島
あまりに意味不明過ぎる島の風習に動揺を見せる京平。
同時に美沙と純に戻ってきて欲しい京平。どうにか二人を連れ戻す方法はないか優に尋ねる。
部外者は島に入れないが家族だった年に一回開催される火祭りには参加が出来ると。そして優は京平が自分と婚約者になれば島に出入りが出来る事を伝える。
火祭りは来週。考えている時間はなかった京平。優の提案を飲み込み…二人は家族を装って新貝島へ向かう事へ。
島へ向かう船の中で日下部といった男と対面する京平。彼は電気工事士で島のインフラ整備へ向かう道中であった。
そして島へ到着。
携帯の電波は届かない状況。異様な島の雰囲気…誰かに見られているような状況に疑念を抱く京平であった。
3話ネタバレ
島へ到着。
辺りを見渡していると船で出会った日下部が意味深な追求。動揺するが優が声をかけてきてくれて難を逃れる事へ。
そして島の集会所に案内され…村の医者である宮城から島や儀式の説明を受ける。
ざっと説明を受け、村の住人である宿町の家が宿になること。さらに島の立ち入り禁止区域には絶対に入らない事を約束される。
携帯も没収されて外の世界と断絶される事になる京平。その後、祭りの間泊まる事になる宿町の家へ。歓迎されると同時に京平は早速、美沙と純の写真を見せていく。しかし、見たことがないと伝えられる始末。
部屋に案内されて既に布団も敷いてあった状態。
ねぇ…Hしようか失踪島
突然、優から誘惑される事になる。
夫婦である事を見せないと島から追い出されると冗談めいた言い方をする優であった。
先に風呂へ入ると出ていく優。
一方、京平は窓から外を覗く。すると仮面を被った女性が歩いていた。首元には三つ並んだホクロ。美沙の身体的な特徴であった。すぐに追いかけるが仮面を被った女性の姿はいなくなっていた。
4話ネタバレ
風呂から上がってきた優へ美沙を見つけた事を報告。どこか含みある雰囲気を見せる優であった。
そして翌日。
京平は火祭りで捧げる供物の解体の手伝いをする事へ。
供物は野生の熊。
腹を切ったりと精神的にもきつかったがやり遂げる事へ。そんな中、昨日はお面を被った女性と隣にいた男性が誰なのか尋ねてみる事へ。
美沙と一緒にいた男は司祭の加賀美といった男であった。一方、色々と探る印象のあった京平に含みある表情を見せる日下部。
その後、優と合流。
彼女に司祭である加賀美の事を知っているか尋ねる。島では有名で実質、島の一番偉い人である事を伝える優。
加賀美に直接会って話したいと訴える京平。優は祭りの料理を仕切っている女性が加賀美から直接指示を受けているので探ってみる事を約束。
村では着々と祭りの準備が進行。
そんな中、立入禁止の看板を前にして立っていた日下部を発見。気になったが丁度、優が来て二人で加賀美と対面出来る事へ。
いい?質問は私がする…疑われたら終わりだからね失踪島
加賀美と対面して姉である美沙を知らないか尋ねる優。加賀美は知っていた。それを聞いて暴走してしまう京平。美沙と純はどこにいると漏らしてしまう。当然、加賀美に怪しまれる事になる京平。
うちの姉が…この島の巫女になったって本当ですか?失踪島
すると優が衝撃の発言。
初耳だった京平。動揺を隠せなかった。
5話ネタバレ
島のリーダー的な存在である加賀美から姉が巫女になった聞いた事を打ち明ける優。
巫女の席は長年、空位であったが巫女が居らずとも島の伝統行事は無事に遂行されると告げる加賀美。
結局、美沙が巫女なのかどうかははぐらかされて何もわからずじまい。
それでも仮面を被った女性が必ず美沙だと確信を得ていた京平。深夜になると一人で外に出て美沙の探索へ。立入禁止区域に入って探索していると何者かに追われる事態。
逃げる先に小屋を発見する京平。
入って身を隠す。小屋の中で息子である純にあげたはずの玩具が転がっていた。さらに小屋の扉が開く事態。開けたのは日下部であった。
立入禁止区域に入った京平を島民に密告しようとする日下部。彼を制止させる為…島に来た本当の目的を明かす事へ。
その話を聞いた日下部は無言で小屋の奥の壁を押す。そこには地下に続く階段が現れた。偶然見つけたと語る日下部。同時に彼はこの島の事はもっと用心した方が良いと忠告。
島の裏事情を一言で伝える日下部であった。
6話ネタバレ
新貝島は人体実験を行っている島だと明かす日下部。
小屋の地下には無数の骸骨が散乱していた。そして日下部も島に来た本当に理由を明かす。
彼もまた失踪した幼馴染を探す為、島に訪れていた。
日下部から境遇は同じなので協力しないかと提案。葛藤が生まれる中…返事は今で無くても良いと。
一先ず長居は無用と小屋と立入禁止区域から出る二人。そんな二人の前に島の医者である宮城が姿を現す。日下部は宮城が人体実験に関わっていると推測していた。
二人を怪しむ宮城。島民を呼びつけて二人を囲んで追求する。正直に言えば大事にはならないと告げる宮城。答えを間違えれば罰を与えられるかもしれない…焦りと緊張が京平達に走っていく。
7話ネタバレ
島の医者である宮城に夜中出歩いている事を追求される京平と日下部。
優と喧嘩をしてしまって日下部に相談をしていたと明かす。
納得したかに見えた宮城。
しかし、優をここへ連れて来て欲しいと疑いはまったく晴れていなかった。
宮城の取り巻きが優を連れて来ようと宿へ向かっていく。そんな時…加賀美が登場。宮城は事情を説明。加賀美は騒動を収めてくれて一件落着かに見えたが…。
加賀美も優の話を聞きたいと結局、優は京平達の元へ連れて来られるハメに。
優に察してもらうしかないと判断した京平。
優が現れると突然、彼女へキレだしていく。宮城が仲裁して何故、京平が夜中に外に出たのか理由を優に尋ねる宮城。
優は京平の意図を察したのか…京平と同じノリで彼の悪口を吐き捨て…喧嘩している体裁を公の前で見せていく。
疑いは晴れそうになるが…加賀美だけはまだ納得していなかった。まだ怪しまれている事を察した優。京平に近づいていき…突然彼にキスをする行動へ。
8話ネタバレ
舌を絡める濃厚なキス。
これで機嫌を直して欲しいと訴える優。お騒がせした事を加賀美達へ謝罪。
目の前で熱いキスを見せられた加賀美や宮城は取り敢えず納得。今夜は解散する事へ。解放される事に京平達だったが…立ち去る前に加賀美が京平の耳元で何かを伝えていく。それを聞いて表情が曇る京平。
宿へ戻る道中…優からカミングアウトを受ける。
実は本当に京平の事が好きなんだと。姉より前から京平に好意を持っていたと明かす優。
その後、立入禁止区域で純が持っていた玩具。日下部の境遇など知った事を優に明かす京平であった。小屋には地下があって骸骨も大量にあった事を明かすと同時に立ちションすると伝えて再び単独行動に出ていく京平。
彼が向かった先は島の聖火台。
待ち受けていたのは加賀美であった。実は耳打ちされた内容は彼からの呼び出しであった。
9話ネタバレ
加賀美は島の事情。
さらに自分達は鬼を産む一族の呪いにかけられていると訳のわからない事を伝える。
同時に明日から始まる祭りの儀式はくれぐれも邪魔だけはしないように忠告する加賀美。
そうすればきっと奇跡は起こる…あなたの妻や子供が見つかるようなね失踪島(9話)
加賀美は自分の裏事情や美沙達の事を絶対に知っていると確信する京平。問い詰めるが信じれば奇跡は起こると伝えて立ち去っていく加賀美であった。
翌日の朝。
この日は朝食を村全員で一緒に食べる事になっていた。これも祭りの一部の儀式だと思って従う京平達。
仮面で覆いかぶされた料理を開けて見ると中身はスープ。しかし、人の指のような肉が入っていた。食する事に戸惑う京平と日下部だったが…島民達は一斉に京平達に視線を注いでいた。我慢して食べる事へ。
その後、小さな屋敷から鬼の仮面を被った人間が複数出てくる。それを確認すると島民達も仮面を被って出迎えていく事態へ。理解が追いつかない京平であった。
10話ネタバレ
小さな屋敷から出てきた人間達の中に美沙の特徴を持つ女性を捉える京平。堪らず名前を叫んでしまう。
一瞬反応する美沙であったが歩を進め、京平は仮面を付けるように忠告。
聖火台の前に立つ鬼の仮面を被る一行。そして仮面を取ると…京平の予想通り…一人は美沙であった。
聖火台の前で何かを唱え…儀式を遂行。
突然、聖火台から火が灯る事態。原理がまったくわからない京平達。
そして火を木に灯し…従者へ燃える木の先端を手に押し当てていく。普通なら火傷する状況であるが…従者の手に負傷などはなかった。
オニガミ様の火で間違いありません失踪島(10話)
最初の儀式を終えて立ち去ろうとする美沙を呼び止めようとする京平だったが…突然苦しくなって声が出せない状況へ。それを見て不敵な笑みを浮かべる加賀美。
11話ネタバレ
突然、息苦しくなって苦しむ京平。
その後、優、日下部と共に行動するが二人は何も苦しくなさそうで違和感を抱く。
日下部に巫女であった女性が自分の妻である美沙である事を打ち明ける京平。もしかしたら日下部の友人も仮面を被った人間達の仲に紛れている事を示唆。
そんな中…日下部は巫女とは一体何なんなのか…優に問いかける。
島の神の母親であり…妻であり…そして子供である失踪島(11話)
優はこの島に伝わる言い伝えを二人へ明かす。
島は70年前まで鬼が暮らして島を守っていたと…。そんな話を信じられず…鼻で笑ってしまう京平。しかし、島の中には本気で言い伝えを信じている者が多数いると明かす優。
それがこの島の怖さだと。
そして京平、日下部、優で自分達の大切な人を捜し出そうと協力を約束。日下部は早速、村人の出入りを記録している名簿を手に入れいたと明かしていく。
既に目星はついていた日下部。
そんな時である…見知らぬ男性が近づいてきて…三人へ協力すると言い出していく。焦る三名。突如現れた男は一体何者なのか!?ここで第11話は終了。
12話ネタバレ
京平達の前に現れた謎の男。
彼は同じく船に乗って島に訪れた男であった。会話の内容を誤魔化して取り敢えず逃げる京平達。
その夜…立ち入り禁止区域に侵入する為の準備を開始。
着替えて侵入区域の入り口へ到着する京平と優。入り口には警備が強化されており…二人の門番。少し遅れて日下部も到着。
日下部は警備を手薄にする策を持っていた。村の電力は全て風車で賄われているので風車から届く電線を弄る事で停電を起こせると。
日下部は電気工事士なので停電を起こすのは容易いと。自分が時間を作るので、その間に侵入して探索をして欲しいと提案。
作戦が決まって停電するまで木陰に隠れて待つ京平と優。露出の多い優に少しムラムラしてしまう京平。それに気付いた優は京平に求愛。キスをしようとすると…そのタイミングで停電が発生。
優が見張り役。侵入は京平。入り口の門番がいなくなったのを見て侵入区域へ入り込んでいく。
13話ネタバレ
立ち入り禁止区域へ入っていく京平。
奥へ進むと初めてみる祠のような屋敷。異様な雰囲気の室内を眺めながら、ここにも地下室があるのではないかと探ると…。
案の定、地下施設に繋がる階段が現れる。無数の部屋が有り…一つだけ扉の開かれている部屋があった。
中に入ると…京平達の前に現れた謎の男が座っていた。さらに島民名簿を既に見つけており…京平に手渡す。一体何者なのか問うが…人の声がしたので身を潜める二人。
声を聞いて直ぐに美沙の声だと気付く京平。
誰かと話していた美沙。話題の中に息子の純の名前が出る。純が無事である事を知って安堵する京平。美沙と対面しようと扉を開こうとすると謎の男に制止させられる。
口論になる二人。
美沙を諦めきれない京平。ある部屋に入っていくと手術室のようになっていた。中には揺り籠。覗くと息子の純を視線に捉える京平。
143話ネタバレ
場面は過去へ。
純は手術中。成功を祈る京平と美沙。手術は無事に終わって元気そうな純を見て美沙は泣きながら抱きついていく。
場面は現在へ。
純を見つけて手術室の中に入ろうとする京平。暴れる京平を制止させる謎の男。その後、二人は地下施設から脱出して入り口へ戻るが…既に警備の二人が戻ってきていた。
警備の二人へ話しかける謎の男。彼は篠原といった名前で警備の二人と顔見知りであった。さらに篠原は警備を交代。謎に満ちた男へ素性を尋ねる京平。
篠原は元々、島の人間であった。本島で刑事をしており、ある事件を追って島に戻ってきていた。さらに篠原は京平へ忠告。優には気をつけた方が良いとアドバイス。
司祭の加賀美さんにあんたの行動を報告してるのを聞いてね失踪島(14話)
優が裏切り者の可能性がある事を知って驚愕する京平であった。
15話ネタバレ
優が裏切り者である可能性が示唆。
そして見張り役のはずだった優の姿がどこにも見当たらなかった。
優を捜していると日下部を発見して合流。手に入れた島民名簿を手渡す。彼も優がどこにいるのか知らず。結局、優は戻って来ず朝を迎えていく。
日下部と合流して彼の捜し人であった山崎の名前が名簿にあったと打ち明けられる。
この日は火配りの儀式なるものが朝から開催。
二人一組で聖火台に火を灯す儀式であった。ペアの相手は既に決められており、テーブルに相方の名前が書かれた札が置いてあった。
朝食を食べながら札を見る京平。
相手の名前を見て驚愕。加賀美であった。そして儀式が開始。加賀美と聖火台へ向かう中…昨夜、美沙と会話していた男が加賀美だと確信を得る京平。
ところで新川さん…昨晩はどこに行ってたんですか?失踪島(15話)
昨夜の件がバレている可能性が浮上。加賀美に報告しているのは篠原が言っていた通り…優ではないかと疑念が広がっていく京平であった。
16話ネタバレ
加賀美に昨夜はどこにいたのか追求される京平。
優が裏切って加賀美に密告しているのか疑念が過る。返答は有耶無耶のまま…ある洞窟へ案内される。
洞窟の概要を説明する加賀美。
ここには島特有の病気・ホオズキ病を発症した人間達を牢屋の中で匿っていると。
そして牢屋の中に聖火台。
加賀美は京平に火を付けてくるように煽る。火を灯せば知りたい事を一つ必ず教えると誓う加賀美。
取り敢えず加賀美から松明を受け取って牢屋の中へ。すると外から加賀美が扉の鍵を閉めてしまう状況へ。島を嗅ぎ回る邪魔な人間には制裁を与えると訴える加賀美。
牢屋の鉄格子に石を投げつけてホオズキ病にかかった人間達を煽っていく。彼らはとてつもなく凶暴で外見も人間離れしていた。その中で京平は聖火台に辿り着いて火を灯せるのか…。ここで第16話は終了。
17話ネタバレ
加賀美は京平の狙いを把握していた。
美沙、純は島にとって必要な人間であると。二人を連れ出すような行為は島への冒涜だと訴える加賀美。
加賀美と京平で解釈の違いを見せて口論。
聴力が発達しているホオズキ病に罹った人間達。声のする京平の所へ近づいてくる。冥土の土産のように純が持つ背景を語っていく加賀美。
京平の息子である純は鬼子になる素質がある人物だと。
そして鍵だけ置いてその場を立ち去る加賀美。獣人間達に囲まれて攻撃を避けるのが精一杯な状況。
聴力の異常発達を逆手に取って行動する京平。隙を見て獣人間の一人を始末しようとするが…並の人間の攻撃はまったく歯が立たない状況であった。
攻撃を受けて右腕から血を流す京平。
同時に血を見た獣人間達は後ずさり。これを好機と見て鍵を取ろうとするがまったく手が届かない。鍵を取る音に反応して再び獣人間達が京平を襲おうと飛びかかる状況へ発展してしまう。
18話ネタバレ
窮地へ追い込まれる京平。
そんな時、名前を呼ぶ声。日下部であった。彼に鍵を持って扉を開けて欲しいと訴える京平。
危機一髪で外に出れて難を逃れていく。
そして日下部に獣人間達の正体を伝える京平。彼らは島特有の病気を発症した自分達と同じ人間だと。
日下部に助けられ、洞窟の外へ。
怪我の治療を受け…日下部は一人で探りたい建物があると伝えて去ろうとする。
京平は怪我を負いながらも日下部と共に行動。二人は小さな小屋へ。そこには地下室へ続く通路が有り、潜っていく。
病院跡地のような地下。
奥で物音が聞こえたのでカーテンを開けると病気に罹った獣人間が鎖に繋がれていた。
彼を見るなり…日下部は近寄っていき…声をかける。
山ちゃん…俺…隆史だよ失踪島(18話)
地下で拘束されていた獣人間は日下部の捜し人であった。ここで第18話は終了。
19話ネタバレ
小さな小屋の中にあった地下室へ続く階段。
その奥で遂に日下部は捜し人であった友人の山崎と遭遇を果たす。しかし、ホオズキ病に罹っている雰囲気全開の山崎。
取り敢えず足に繋がれた鎖を解こうとする京平だったが…見境なく近づく人間を攻撃しようとする山崎。
京平の代わりになって殴打され…彼を正気に戻そうと訴える日下部。しかし、山崎が正気になる事はなく…彼に殺されるなら本望だと思っていた日下部。
そんな窮地の日下部を救う京平。
戻って山崎が罹っているホオズキ病を治すを方法を見つけて必ず助け出そうと諦めていた日下部に喝。
生気を取り戻した日下部。病気を治す方法を知って戻ってくる事を山崎に誓っていく。
20話ネタバレ
地下から外に戻る京平達。
しかし、日下部は山崎に身体を殴打され重体。島の唯一の医者である宮城に診てもらおうと訴える京平だったが日下部はそれを拒否。
既に自分の命が短い事を察していた日下部。
京平へ感謝しつつ…隠していた自分の使命を明かす日下部であった。実は島が行っている実験を調査して実験体を持ち帰る事が使命であった。
この島の実験体を欲しがる企業が外にはいると打ち明ける日下部。
そして自らの身体を埋めて欲しいと訴える日下部。そのまま息絶えてしまう。その後、彼の遺言通り…人気のない雑木林の奥で穴を掘って日下部の遺体を埋める京平。
彼と約束した誓いを必ず果たすと強く決意を固める京平であった。
21話ネタバレ
日下部の遺体を土に埋める京平。新たな決意を胸に宿すと同時に篠原が現れる。刑事である篠原にこれは事件だと伝えると…彼は既に刑事を辞めている事を明かす。
今はある企業に勤めており…島で行われている人体実験について調査に来ていると素性を明かす事へ。さらに日下部とは同じ会社の同僚であった事実も打ち明ける篠原。
京平達が騒いでくれたおかげで自分は十分な調査を出来たと明かす篠原。
冷酷な彼に怒りがこみ上げる京平。
同時に京平の目的が家族を助けるなら村に戻らず…死んだ人間として島民達にバレずに動くべきだとアドバイス。自由に島内で動き回る為…篠原のアドバイスを聞き入れることにする京平。
林の中で一夜が開けると早朝から太鼓の音。この日は火祭りのメインイベントの日であった。その中に誰かを捜しているような優の姿を発見する京平。
22話ネタバレ
篠原から優は怪しい人物だと伝えられていた京平。
それでも彼女と接触を試みる為…優を捕まえて話を聞く事へ。今までどこへ居たのか尋ねると…停電の時に意識を失って医者の宮城に診てもらっていた打ち明ける優。
日下部が死んだ事を伝える京平。
そして優に邪魔をするなら美沙の妹でも容赦はしないと告げる京平。
情報の横流しは許さないと伝えると…そんな事はしていないと否定する優であった。そして夜へ。儀式も大詰めに差し掛かってくると美沙も登場。
祭りの様子を遠目から見ていた京平。
純の入っていたゆりかごが儀式に運び込まれて来る。一体何をしようとするのか…見ているとゆりかごを炎の中で燃やす行為へ。
急いで駆けつけようとすると…篠原が制止してくる。
儀式を遂行する美沙。何故、彼女は止めないのか…不思議でしょうがなかった京平。そして燃やされたゆりかごにあった骨を取り出して貪っていく島民達。
その異常な光景。そして純が失ってしまったと思った京平は涙を流しながら…その場に跪いていく。
23話ネタバレ
純が燃やされてしまったと思った京平。
ショックのあまり動けなくなってしまう。何とか彼を動かそうと必至になる篠原。そこへ優が現れる。
事情を聞いて…本当に燃やされたゆりかごに純が入っていのか…確認をしたのか問い詰める。彼を慰めていく優。その中で純が産まれた時は未熟児であった事を知る篠原。驚いていた。
一方、優に慰められて奮い立つ京平。
再び活力が戻って純も美沙も必ず助けると火種を燃やしていく。そんな中…篠原は絶対に純は殺されていないと伝える。
同時に島民達は純を70年待ち続けて来た存在だから殺すはずがないと推測。
篠原は一体何を知っているのか…問い詰めるが…京平へ優を信じるのかどうか問う。そんな中…優が島へ戻ってきた本当の理由を明かす。自分勝手な姉が嫌いだった。そして両親の事を知りたかったと打ち明ける優。
司祭である加賀美と話していたのは両親の事を教えて貰おうと接触していた事を明かす。
さらに停電後に意識を失った理由も明かす優。自分はこの島特有のホオズキ病を発症してしまった事を明かす。
24話ネタバレ
自身もホオズキ病を発症していると明かす優。
衝撃を受ける京平と篠原。何か島や巫女について知っていそうな篠原。彼に頭を下げて篠原が知っている事を全部教えて欲しいと訴える京平。
何とか彼を説得しようと今まで囮になったり…日下部の件もある事を引き合いに出して篠原の気持ちを動かしていく。
森のさらに奥へ移動して篠原は自分の知っている事を語り始める。
ただし…ひとつだけだ…お前の質問にひとつだけ答える失踪島(24話)
何を質問しようか脳内で考えていく。
純、美沙、人体実験、オニガミ…聞きたい事は沢山あったが…取捨選択して息子である純に繋がる情報を質問する事へ。
それは「鬼子」とは一体何なのかであった。
篠原は鬼子の定義について語る。
その条件に合致したのが70年振りであり…京平の息子である純であった。島にとって純は奇跡のような条件をクリアした存在であると語る篠原。
さらに衝撃の事実を伝えていく篠原。
鬼子は子孫を残す事を強要される。最初にセ○クスされる相手は実の母親であると明かす篠原。つまり純は生かされ成長したら美沙と身体を重ね合わせる事にいずれなると…。衝撃を受ける京平。
質問に受け答えして篠原との貸し借りは無し状態へ。最後にあと二日で本島行きの船が到着すると告げる。その船に乗れなければ島から今後出られなくなると明かす篠原。
立ち去ろうとする篠原に優が尋ねる。
篠原の目的は一体何なのかと…彼は金と命だと答える。人体実験の情報を回収する事で大金と病気の研究を約束されていると。
船が来るまで残り二日。
京平は以前、純を発見した場所へもう一度足を運んでみる事を決意する。
25話ネタバレ
京平は優と共に以前、純を見た場所へ足を運んでいく。しかし、入り口は警備の人間が二人。
計画を立てていた京平達。
優が囮になって警備の人間を入り口から遠ざけていく。その隙に純を見た地下室へ。しかし、そこに息子の姿はなく…奥から人の気配を感じ取った京平は手元にあったハサミを武器にしようと手に持ち…覗いていく。
そこには顔の表面が剥がされたような人間が死んでいた。その男の胸元に入っていたメモ帳を見ると…鬼子からホオズキ病のワクチンを作れる可能性が示されていた。
メモを読んでいく中で死んでいる人間が「宮城」である事が浮上。島唯一の医者である。司祭である加賀美と揉めた形跡がメモに記されていた。そんな中…部屋に入ってくる人の気配を感じ取る京平。
26話ネタバレ
宮城と思われる死体のある部屋に入ってきたのは加賀美であった。部下へ死体を始末するように命令。直前でベッドの下へ隠れる事に成功した京平。
しかし、死体を始末する部下にバレてしまい…加賀美の前へ突き出される京平。
純を必死で探す京平に対して…もう彼は居ない事を伝える加賀美。そして部屋にあった「オニガミ」の遺骨。これは本物でオニガミは実在した事を明かす加賀美。
そんな馬鹿げた話など到底理解できない京平。
オニガミを崇拝する加賀美。ホオズキ病も治す必要がない事を訴えていく。あれは神へ近づく為の病気だと狂気を滲ませる。
加賀美へ反抗して飛びかかろうとする京平だったが…部下二人は何かを唱えだすと京平は突然、呼吸が出来ないほどに苦しくなってしまう。これもオニガミの力の一種だと訴える加賀美。
そして薄れゆく意識の中…加賀美に攻撃をされ…気付くと牢に閉じ込められていた京平。牢から見える前の部屋には美沙の姿があった。
27話ネタバレ
妻である美沙は何かを唱えながら祈っていた。
そこへ加賀美が訪れる。京平のしぶとい命を褒め称え…島で本当に暮らしてみないかと提案。
巫女の家族なら手厚くもてなすと訴える加賀美。理解が追いつかない京平。
当然だが拒絶。
祈っている美沙を呼び出し…京平の前へ。
彼女は記憶喪失なのか…京平の事を「どなた?」と訴えていく。加賀美が美沙を洗脳したと過る京平。
反抗心を見せる京平。
加賀美はそんな彼に二つの選択肢を与える。島で暮らすか…死を選ぶか…。まずは今いる牢から脱出する事を優先で考える京平であった。
28話ネタバレ
幽閉される京平。
目の前で祈りを行っている美沙に気付いてもらう為、牢の中で暴れていく。
暴れる京平に接近して祈りの邪魔だと訴える美沙。京平は純の事を話題に出すが…記憶喪失のような彼女はまったく京平の事を知らない素振り。
何とか彼女の記憶を取り戻そうと二人で純にプレゼントした物を見せていく。一度頭を抱える美沙であったが…結局、記憶が戻る事はなく…怪我を手ぬぐいで拭いてくれて立ち去っていく事へ。
その直後、京平の目の前で突然倒れる美沙。
声をあげて助けを呼ぶ京平。そこへ現れたのは鬼の面を被った人物であった。巫女が倒れている事を伝えるが面を被った人物は美沙を無視して京平の方へ近づいてくる事へ。
29話ネタバレ
鬼の仮面を被った男は篠原であった。
自分より先に美沙を救出して欲しいと伝えるが…篠原は牢の鍵を使って扉を開けて京平を解放。
直ぐに美沙へ駆け寄る京平。
篠原は直ぐに逃げるように注意を促していく。そこへ加賀美が登場。京平の協力者が篠原であった事がバレてしまう事へ。
そして加賀美は直ぐに巫女から手を離すように表情を強張らせていく。そんな最中…意識を目覚める美沙。彼女の口から京平の名前が出てくる。彼女の記憶が戻った事を喜ぶ京平。
記憶が戻った美沙。
京平が追いかけてきてくれた事に感謝。しかし、彼女は加賀美の元へ歩いていく。彼と握手を交わす美沙。その瞬間…加賀美の手が燃えるように熱くなっていく。隙を見て美沙は京平達に逃げるように指示。
京平、篠原、美沙の三人で屋敷を飛び出し…雑木林の方へ逃げる事へ成功していく。
30話ネタバレ
篠原が先導して森の奥へ。
おい!約束通り連れ帰ったぞ失踪島(30話)
現れたのは優であった。
久しく再会する美沙と優の姉妹。いきなり口喧嘩を開始していく。そこへ追手の足音が聞こえてきたので四人は一時的に身を隠す事へ。ひとまずは追手を振り切る事に成功。
どうやって逃げるか美沙へ相談すると加賀美のボートがあるので、それに乗って逃げようと提案。ボートの場所へ向かう最中…村人達が死んでいた。追手が人体実験済みの人間達なので無作為に人を殺していくと語る美沙。
そんな中、京平は美沙へ純の事を聞き出そうとする。悲しそうな表情を浮かべる美沙。詳しい事は語らず…取り敢えずは島から脱出する事を考えようと京平へ告げる事へ。
ボート乗り場まで到着。
京平、優、篠原の三人がボートへ乗り込み、最後に美沙を手招きする京平。しかし、彼女はボートへ乗らず…京平に言葉をかけていく。京平は特別な人だと称した上で優を守って欲しいと告げていく美沙。
追手も迫ってくる中…美沙は篠原へ直ぐにボートを出発させるように指示。その指示に従い美沙を残して京平達は島を脱出。篠原へ戻るように説得する京平だったが懐から銃を取り出して大人しくしていて欲しいと伝える篠原であった。
最終的に美沙、純も助ける事が出来ず島から出る事になってしまった京平。この先、どんな展開が待ち受けているのか…ここで第30話は終了。
失踪島【感想】
カルトサスペンス的な要素が含まれており…作品の陰湿な雰囲気が徐々に楽しさを倍増させてくれる内容!
登場キャラクターも各々が秘密を抱えていたり、含みを持っていたりと謎を含む要素が盛り沢山!
主人公である京平は失踪した妻と息子を見つけて…島から脱走させる事が出来るのか…恐怖と緊張感漂うストーリーと描写が読者を楽しませてくれますよ!
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