和田依子先生が描くヒューマンサスペンス漫画である「親友は悪女」最新刊となる第8巻。
今まで姫乃の事を完全悪だと捉えていなかった真奈と橋井。しかし、今回を機に2人は姫乃の本性を知って、ようやく彼女が全ての元凶である事を知っていきます。
しかし、仕事に追われて上手く立ち回れない橋井。その間に悪女である姫乃は橋井潰しを水面下で進めていく事へ。風雲急を告げる展開多数の第8巻。内容をご紹介していきます。
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親友は悪女【8巻ネタバレ】
『商談をすっぽかした!?』
オフィスに響き渡る東雲の驚きの声…。部下の一人が仕事のミス。取引先へ取材に向かおうとするも東雲も自身も別件が入っており、自由に動く事ができない身。そんな中、東雲をサポートすべく立ち上がるのが橋井であった。
橋井のおかげで自分の出る幕がないと苛立ちを覚えていく姫乃。彼を邪魔な存在だと感じていく姫乃は同僚の鈴木を利用して橋井に釘をさそうと企んでいく。
一方、真奈の部署。
頑張った甲斐もあったのか業務の一部が緩和。しばらくは定時で上がれる事になっていく。そして教育係である渋沢から仕事終わりにエントラスで待ち合わせの約束を受ける真奈。
食事の誘いであった。
渋沢と食事する中で感謝されて嬉しみが増していく真奈。同時に渋沢は会社で噂になっている事を尋ねていく。
『好みの男の仕事しか手伝わず、人の男を取る…そして職場をかき回すモンスター』
社内での真奈の噂はこうであった。
まさか自分の事が言われているとは気づかず驚く真奈。そして渋沢は誰かに恨まれて悪い噂を撒かれているのではないかと真奈に告げていく。
人事部長と悪女が繋がっている事に気づく!?
仕事が終わらず残業で気持ちが嘆く橋井。
東雲や真奈の偉大さに尊敬を示していく。すると部署の扉が開いて人事部の前川部長が訪れてくる。
『高遠くん(姫乃のこと)はもう帰ったかな…?』
人事部長から出る意外な名前にピンと感じるものがあった橋井。どこか焦っている様子も見て取れた。心当たりがあったのか橋井は姫乃の誕生日を前川に伝える事へ。
前川を尾行していく橋井。
前川はスマホのロックが外せずにいたのだ。そして姫乃の誕生日を入力するとロックが解除。その一部始終を見て勘づく橋井。姫乃と前川は繋がっていると…。
携帯の機種変で知る悪女の悪事…
姫乃は前川を利用して入社してきた事を察知する橋井。しかし、目的がわからずにいた。そんな事を考えながら街を歩いていると真奈と遭遇。
相談しようと考えるが真奈は携帯の機種変に訪れていた。彼女に用事に付き合ってから話を聞いてもらう事にする橋井。真奈は今の携帯を7年も使っており、電話以外使わない事を聞いていく。
ここでピンと来る橋井。
彼は姫乃から真奈はSNSで人を監視しまくっていると聞かされていたのだ。話に相違がある事に違和感。そして機種変の手続きが進んでいくと店内が慌ただしくなっていく。
急遽、説明に来たスタッフ。
真奈の携帯には注意喚起していると盗聴アプリがインストールされていると説明。さらに同日にSNSアプリも2種類がインストールされている事を告げていきます。
まったく身に覚えのなかった真奈。彼女の様子に違和感を感じつつ、橋井自身もスマホアプリを確認してみる事へ。恐る恐る見ていくと自身にも真奈と同じアプリがインストールされている事に初めて気づく橋井。
機種変を終えて店を後にする2人。
『姫乃か…全部あいつの仕業だったんだな…』
親友だと思っていた女と闘う決意!?
場所を変えて公園で頭を整理していく2人。
真奈はバーベーキューに姫乃を連れていく前のやり取りを思い返して橋井に告げていく。
姫乃のやり口、魂胆が見えてきた橋井。
入社してきたのは東雲を狙う為だと気づいていく。
『おまえなんで黙ってたんだ…まさかあんな奴かばって…』
『そんな風に言わないで…姫乃の大好きだったの…大事な親友と思ってた』
姫乃の本性を信じたくなかった真奈。
しかし、証拠も出ており彼女が水面下で色々と企てて来た事は明白であった。ショックで涙を流していく真奈。
そんな彼女を見て橋井は『親友』に対しての自論を伝えていく。
橋井の言葉が胸に刺さった真奈。姫乃と闘う決心がついたのか覚悟を決めた表情に戻っていく。
元カノの本性を知った元彼に迫る悪意…
翌日、東雲に姫乃の本性や目的を伝えたいが、彼に余計な心労をかけたくなった橋井。取り敢えず東雲には伝えず胸に閉まっておく事へ。
そんな事を考えていると電話が鳴り響く。
橋井が忙しく手を動かしている横で姫乃と鈴木は談笑。電話を取ろうともしない。この対応に怒りを露わにする橋井。
しかし、橋井に反論してくる鈴木。
姫乃に飼いならされた男…彼の中で橋井は悪であった。姫乃を擁護して橋井に不満をぶち撒けていく。
ここで勘づく橋井。
社内の雰囲気が悪くなった…皆の仕事ミスが多くなったのは仕事がデキる真奈が抜けたからではないと…姫乃が来たからだとわかっていく。この女が元凶であると…。
一方、水面下で動く姫乃。
彼女は人事の前川部長に連絡。会社のトラブルで北海道に有能な人材が欲しい事を聞いていく。その役に橋井を指名していく事へ。
ここで第8巻は終了。
親友は悪女【8巻の感想】
黒幕はわかっているのに行動に起こせない真奈と橋井。その間にも着々と邪魔者排除に動いている姫乃。真奈の良き理解者であり友人となった橋井ですが北海道に異動させる可能性が増してきました。
悪女の仕掛けてくる罠に抗う事は出来るのか…。
そろそろ真奈にギャフンと姫乃を叩き潰して欲しいのですが…どうなることやら…。狙った男を落とす為なら何もかも利用する悪女に翻弄されるヒロインや周囲が描かれるヒューマンサスペンス漫画「親友は悪女」ヒロインを自然と応援したくなってしまう漫画です。
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