漫画「妊娠してすみません」はとらふぐ先生、江口心先生のタッグで描かれる出産・育児に翻弄される女性達の葛藤を描いた作品。執筆時点では2巻まで配信中。
1冊1話完結型になっているので大きなストーリー性はなく短編感覚で読める漫画となっています。
産む女性、産まない女性など赤裸々に心情が描かれていく漫画。女性の方は共感できる部分がかなり多い作品になるのではないでしょうか。
今回は第1巻の内容や見所をご紹介していきたいと思います。
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妊娠してすみません【1巻ネタバレ】
育児休暇をとっていた森山が会社に復帰。先輩社員達は『やっと戻ってきたよッ!』と笑顔とは裏腹に心の中で叫んでいく。森山が戻ってきた事で仕事の負担が少しは軽減されると思っていた先輩方。
しかし、呆気に取られる発言を森山がしていく。
『二人目ができたのでぇ…近々また産休に入らせてもらいます!』
子供が出来るのは喜ばしい事だが、多忙を極める仕事で一人の欠如は負担が大きくなってしまう為、内心では怒りを露わにしていく先輩方。
さらにあっけらかんとする森山の態度も先輩たちの気分を害していく。森山は入社1ヶ月でデキ婚の報告と共に産休。教育係的な芹沢は彼女の面倒を見て疲れ切っていく。
産まない女の苦悩が赤裸々…
そんな中、先輩社員である芹沢は自身の出産や妊娠の事に葛藤を見せていく。アパレルメーカー勤務の32歳。彼氏なし女である芹沢。
結婚したいが相手がいない…子供は産みたいが相手がいない…。内心では焦りを感じていく芹沢であったが合コンに誘われても一歩が踏み出せずに不参加を表明していったり…。
そんな中、不妊治療で早退届を出していた石井を見掛けていく。上司に嫌味を言われていく石井。
『いない子の為に何度も休みはあげられないよね普通は…不妊治療続けるなら契約社員になったら?』
やり取りを見ていた芹沢。
石井の手が震えている事に気づき、声をかけていく。
そんな中、会社の内情も明かされていく事へ。
妊婦に比べて妊活に対するサポートは無く、プレマタハラとも取れる上司からの言動も頻繁にある事が明かされていく。
妊活女性の苦悩、産まない女の葛藤などが描かれていき、森山は二人目の産休に入っていく。そして半年が経過。
デキる派遣社員が登場!そしてマタハラ問題に問いかけていく!
育休中である森山は子供の成長記録を会社グループチャットに送信。周りが必死で仕事をしている中、子供と和気あいあいとしている動画は社員達の気持ちを煽っていく事へ。
さらに会社へ子供を連れてきて、社内をかき乱していく森山。
その後、育休である森山の穴を埋める為にようやく派遣社員を雇う事にする会社側。上野といった24歳の女性が配属。一人で3人分の仕事量をこなす彼女。
芹沢達も少し余裕が出てきて助かっていく。
それから1ヶ月が経過。
遂に森山が育休開けで会社に復帰。しかし、彼女の後釜は上野が担っており、森山復帰後も上野に継続してもらう事が決定していた。
そして復帰早々、森山は異動を命じられていく事へ。
これをマタハラだと訴えていく森山。そして妊活を続ける石井には部長からマタハラ。度の過ぎた発言に助け舟を出していく芹沢。
最後は『どこまでがマタハラか、逆マタハラか問題はこれからも続いていく』と締められて第1巻は幕引きとなっていきます。
妊娠してすみません【1巻の感想】
マタハラ、逆マタハラを絡めつつ、出産や育児に翻弄される女性を描いていく社会派漫画。マタニティ問題に直面する女性のリアルな心情や環境などは経験がある人なら大きく共感できる部分が多いのではないだろうか。
現代の出産、育児にまつわる問題点や女性の心情を明かしていくヒューマンドラマ漫画。万人が楽しめる内容ではないが、刺さる人には刺さる作品といった印象。
個人的に男性が読んでも理解が難しい漫画かなぁ〜と思いました。興味が出た人は是非、チェックしてみてください☆彡
妊娠してすみません
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