漫画「血海のノア」は里見有先生が描くミステリアスなヴァンパイアサスペンス。豪華客船に乗船する一般客が会員と称した吸血鬼(?)達に襲われ殺されていく物語。
1巻時点で会員と称した人間達は吸血鬼である事は判明していませんが漫画のあらすじに吸血鬼と書かれているので吸血鬼なのだろう。逃げ場もない孤立した海の上で生き残りを賭けた吸血鬼達との死闘が始まるのか…それとも無残に跡形もなく一般客は消え去ってしまうのか…。
謎に満ちた漫画であり、吸血鬼側の少女である「ノア」が今後は非常にキーポイントになっていきそう。物静かに始まり徐々に不気味さを増していくサイコホラーサスペンス。じわじわと襲ってくる恐怖が堪らなく面白い漫画です!
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漫画「血海のノア」ネタバレ
迷子の子供に謎の傷跡…
ヒロインに相当するのだろうか…冒頭、あかり達一家3人の豪華客船での一幕が描写されていきます。あかりの弟である、ゆずるは父親に構ってもらえず一人で客船内を探索して迷子へ。
あかりは海を眺めていると主人公となる男、カケルに声をかけられる。
談笑した後、父親が割って入ってきて場の雰囲気を濁し、カケルからあかりを引き離そうとしていきます。同時にゆずるが迷子になった事に気づき、あかりと父親は客船内を探索。
途中、会員以外立ち入り禁止区域に入るもののスタッフに止められる一幕。そして丁度よくパツキン外人ネェーちゃんがゆずるを抱っこしている場面へ遭遇。
客船を歩き回り、ようやく発見できたゆずる…疲れていたのかすぐに眠りについてしまう事に。その時、あかりはゆずるの首元にある4つの虫刺されのような傷跡を発見。
一方、カケルもゆずるが迷子になった話は聞いていたので自分の目の前を通った子供がゆずるではないかと思い込み、追いかけていく。その子供は女の子であり、何故かカケルに懐き、海を指さして「…イクノ」と呟いていく。
そこへ父親らしき人物が登場。子供を引き連れて去っていく事に。
マジックショーの違和感に気づく主人公…
その後、客船内で徐々に不穏な空気が流れだしていきます。カケルに懐いた女の子はノアだと判明。一般客をマジックミラー越しに見つめる会員と称される謎の人物達。
さらに夜中、突如として起き上がり無言で客船内を探索するゆずる。それを追うあかりと父親。父親は部屋に閉じ込められ、あかりは変異するゆずるにどこかへ突き落とされる事態に…。
一方のカケルは豪華客船の特別イベント・マジックショーの鑑賞へ。
エグいショーが披露されていくとステージにあかりが登場。よくあるボックスに閉じ込められてナイフで突き刺されるマジック。だが、ナイフが刺さった瞬間…ボックスから大きな悲鳴が…。しかし、マジックは成功。ボックスからあかりが帰還する。
ここで一人だけ違和感を感じたのはカケル。よく見るとボックスから出てきた女性はあかりに似た人物である事に気がつく。さらにショーに出た人全員が最後は違う人に代わっていた事にも気がついていきます。
仮装舞踏会で巻き起こる異変…
船で巻き起こる違和感を感じながら新たな特別イベントが開催。それが仮装舞踏会。ここには一般客、会員と呼ばれる人物達も仮装して参加。
途中、一般客の子供がノアを叩く出来事が発生。次の瞬間、悍ましい表情で振り返る会員と称される人物達。そして次の瞬間…ノアを叩いた子供は忽然と姿を消す一幕も…。
カケルはと言うと外見が良いので女性陣からダンスのお誘いが大量に…。慌てふためいているとカケルの手を引き、どこかへ連れ出すノア。
引っ張られている最中にカケルは友人のトマが首元を噛まれる瞬間を目撃。大声を出すと同時にトマの首を噛んでいた女性が気づき、一瞬でカケルの目の前に…。振りかざした手を下ろそうとした時…ノアがカケルの唇に噛み付く一幕。
「君は…君たちは…何?」
会場内では会員と称される人物達が一般客の首元を噛んでいる地獄絵図が描写されて1巻は幕を閉じていきます。
漫画「血海のノア」感想
少しずつ片鱗を見せてくる会員(吸血鬼)達の狂気が恐怖を誘い込んでくる物語。1巻だけでは全容がまったく把握できない状態ですが、早く続きが読みたいと思わせてくれるインパクトを残す作品です。
静かに…ゆっくり…でも確実に死が近づいている…そんな感覚を味わうことができる内容。中々、言葉では表せない不気味な雰囲気を纏った漫画に仕上がっています。
好き嫌いの分かれる作品ではあると思いますが、冒頭の試し読みも可能なので興味がある人は是非、チェックしてみてください☆彡
血海のノア
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