漫画「貸出妻M」は「眼鏡橋華子の見立て」で知られる松本救助先生の大人青年マンガ。最初、漫画タイトルを見た時に黒澤R先生の新作かと思いきや、松本救助先生だったので意外でした。
中身の作風は黒澤R先生のような大人の歪んだ性癖やら愛情がたっぷりと描かれており、甘美な漫画。
黒澤R先生の「金魚妻」など好きな方は内容や絵、共にハマれる漫画ではないでしょうか。1巻完結でサクサクと読み進めることができ、複雑に絡み合う男達の因縁や妻の背徳好意。
個人的にかなりお勧めの漫画です!
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漫画「貸出妻M」ネタバレ
性癖にちなんだ大人の物語で何度も読み返すことができる深いストーリーとなっています。ヒロインは鳴子。官能小説家である竹本美雨の妻です。
この夫婦は人に言えないある特殊な性癖と言うか秘密が…。
妻、鳴子は夫以外の男を求める不貞ですが、美雨はそれを公認しています。むしろ、ドンドンと不貞しまくれ!的な旦那さん。
鳴子の不貞行為を見る度に興奮して小説の執筆アイディアが生まれてくるといった特殊な環境です。
もちろん、鳴子も美雨を愛しているので美雨の言うことを聞きます。夫が知っている、隠れて覗いている中で他の男性を求め、欲情していきます。
鳴子は存在しない女性だった…!?
序盤は甘美な大人の男女が求めあう場面も多いですが、中盤からストーリーに新たな展開が起こっていきます。美雨の友人である貴仁が鳴子を見ると何やら違和感を覚えていきます。
後に鳴子の生存を確認する貴仁。
実は鳴子は既に死んでおり、この世に存在しない女性だったのです。では美雨と一緒にいる鳴子と名乗る人物は誰なのだ…といった展開へ。
鳴子を巡る謎が解決されると同時に美雨の性癖も歪んだものから正常な状態へ戻っていきます。
まさかの不貞逆転現象が巻き起こる…!?
鳴子の正体が割れ、一時は美雨の元を去る鳴子。しかし、彼女は再び美雨の前に現れます。
美雨も彼女を認めており、正式な妻として向かえることに。
二人は初めて体で結ばれることになるのですが、鳴子は欲情の足りなさを感じてきます。それは美雨がまだ正常になる前の二人の背徳行為の快感が体から離れていないから。
そして、序盤と終盤では立場が逆転。
妻の為に妻以外の女を求める美雨。それは妻公認の不貞。
そんな夫の不貞行為に欲情して、美雨を愛している実感を得ることができた鳴子。
めでたし、めでたし。
漫画「貸出妻M」感想
内容は夫婦間の歪んだ性癖の物語なのですが、とても深い。漫画でないと伝わらない部分も多々ある作品です。
鳴子の抱える劣情が男心をくすぐり、美雨が羨ましく思えてくるほど。
何故、鳴子のフリをしていたのか、入れ替わったのはどこなのか…なども作中で語られています。
寝取られ、相手から行為を見られることで興奮を覚える夫婦の特殊な愛の形を垣間見ることができる作品。個人的には内容も面白く、艷やかでいやらしく描かれる鳴子に注目して欲しい漫画。
歪んだ愛情、劣情に興味がある人は是非、チェックして欲しい作品です☆彡
貸出妻M
漫画「貸出妻M」は以下から無料試し読みが可能!NTRで愛情を確かめ合う特殊な夫婦の形が面白い作品!