漫画「餓獣」は『蜜の島』『蛍火の灯る頃に』などを描いた小池ノクト先生の最新作。どんな漫画なのかと一言で説明するなら『地下鉄サバイバル』である。偶然乗っていた地下鉄が突如停止。
駅員もおらず音沙汰もないのでトンネル内を探索していると得たいの知れない化物が現れて、地下鉄内からの脱出を試みていく漫画である。
主人公は施設育ちの志隅(しくま)といった男子高校生。普段は同級生にカツアゲされる彼であるが地下鉄での事件が起こると積極性が増していく。
一寸先は闇である地下鉄で究極サバイバル…生きて脱出する事ができるのか…サスペンスサバイバルやパニックホラー的漫画が好きな人に是非、お勧めしたい作品です!
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漫画「餓獣(がじゅう)」ネタバレ
地下鉄に乗ってバイト先へ向かう途中であった主人公の志隅。車両にクラスメイトのDQNである成田と小林が入ってくる。気づかれないように寝た振りをして過ごそうとする志隅であったが小林に気づかれてしまい金をせびられる事へ。
事を穏便に済ませたい志隅は反論する事なく金銭を差し出していく…ここでDQN二人組に弓道の矢が飛びかかってくるのだ。
志隅をカツアゲから助けようとした女子高生は志隅の幼馴染である睦月であった。数年ぶりの再会を楽しむ二人であったが突如、地下鉄内が停電してしまう。
地下鉄に蠢く得体の知れない化物…
一体何が起こったのか…アナウンスもなく復旧もない状態。複数の乗客が無理やり地下鉄から降りてトンネル内を探索してみる事に。志隅も混じってトンネル内を探索。
すると轢死体を発見するがどうも様子がおかしい…。死体は地下鉄車両の運転士であり、何故運転士ていた人間が轢かれるのか…死体に集まった人間も困惑を見せていく。
その直後、目視で確認できないトンネルの奥から悲鳴…。同時に一人の男性が怯えた表情で志隅達の前を走り去っていく。
異常事態であると察知した一同は車両内へ引き返そうとするが突然、得体の知れない化物が猛スピードで突進。人間を食料のように食いちぎっていく。
一匹だけではなかった地下鉄の化物…
何とか車両へ引き返す事のできた志隅であったが余談は許さない状況。安全の為、車両間を移動しようとすると化物は車両と壁の間をむいやりこじ開けて人間がいる場所まで辿り着こうと追ってくるのである。
この絶体絶命の中、冷静に集団を纏め上げて指揮をする女性が現れる。それは岸本といった男性に『社長』と呼ばれる女性。
状況を把握して的確な指示で集団を動かして化物の追手から逃げていく。彼女の作戦を功を奏して一時的に化物を車両内に閉じ込めておく事ができた一同。
この時間内に最寄り駅まで辿り着こうとトンネル内を前進していく一同であったが新たな問題が襲いかかってくる事へ。
これに一番最初に気づいたのが睦月であった。
嫌な臭いが一層強くなっていると怯える睦月。彼女の言葉は的確でトンネルの奥からもう一匹の得体知れずの化物が闊歩してくるのである。
配管迷路の先に待っていたものとは…
もう一匹の化物に行く手を阻まれた一向。また車両に閉じ込めた化物も脱出。前後から化物に挟み撃ちされる状況へとなってしまう。ここで運良くトンネル内の物資部屋の入り口を見つけた一向は急いで物資部屋に逃げ込んでいく。
一人の犠牲、人命救助もありながら志隅、睦月もなんとか物資部屋に辿り着く事へ。
束の間の休息。今後の事を相談していく一同であったが志隅と社長女がある事に気がつく。物資部屋には配管ダクトが通っており、もしかしたら次の駅まで行けるかもしれないといった光が見えてくるのだ。
しかし、配管ダクトもどこまで繋がっているのかわからない状況。到達点を確認する為、志隅・睦月・女社長・部下の岸本で配管ダクト内を辿ってみる事へ。
迷路のようなダクト内を志隅先導で探索中。彼は縦穴に一人で落ちてしまう。しかし、ダクトは続いており、一人で先を探索していく志隅。途中でダクトの先が潰されており、できた横穴を確認するとダクト内から引きずり出されてしまう志隅。
ダクトの先で待っていたのはクラスメイトのDQN・成田であったのだ。ここで1巻は幕引き。
漫画「餓獣(がじゅう)」感想
暗闇と化物が徘徊する地下鉄トンネル内でのサバイバルを描いていく漫画。見ず知らずの他人で構成されるグループで果たして地下鉄から脱出する事は可能なのか…。
助けもまったく来ない事から外の状況も不穏さが感じ取れる内容。
まだ1巻だけなのでここから真価が問われる内容。パニックホラーやサバイバルサスペンスが好きな人は是非、チェックしてみてください☆彡
餓獣
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