漫画「娘の友達」は萩原あさ美先生が描く注目のラブサスペンス作品。漫画タイトルから察する通りに主人公である晃介が高校生の娘・美也の友達でもある如月古都(きさらぎこと)に抱いてはいけない感情に支配されていく背徳的ラブサスペンスが描かれていきます。
社会での理想を求めようと自己を押し殺す晃介の前に現れた古都。晃介の心を見透かしているような彼女は真意は不明ながら晃介に執着。疲弊している彼に対して私にだけは甘えてください…そう言って癒やしを届けていく。
清楚ながらどこか小悪魔のような古都に抱いてはいけない感情が芽生えていく晃介。彼女と出会った事で理想を追い求めていた晃介の人生が180度変化をしていきます!
度肝を抜かれるような事件が起こるわけではありませんが、読んでいて本当にサスペンス。ハラハラ・ドキドキとした感情が芽生えてくるお勧めの作品。またヒロインである古都が妙に艶っぽいので注目してみて下さい☆彡
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漫画「娘の友達」ネタバレ
主人公である晃介はとある会社の係長。上司や部下から板挟みになる最もストレスが溜まる役職。妻である恵子は既に他界しており、高校生である娘の美也と二人暮らし。ここにも晃介を悩ませる問題が…。
それは母の死以降、美也は引きこもりになってしまい、学校へ行っていない。良い父親として美也と接しようとするもコミュニケーションは上手くいかず、本来なら安らぎの場所である自宅でもストレスを溜めていく。
そんな彼の癒やしスポットが街中の裏通りにある寂れた喫茶店。社会に疲弊した晃介は馴染みの喫茶店に癒やしを求めて入店すると今まで見なかった若い女性がアルバイトをしていた。
喫茶店の女性アルバイトは娘の友達!?
晃介が癒やしを求めて入店した喫茶店へテンションの高い若者集団が入店してくる。物静かな店内は騒ぎ立てられ、若者達は女性アルバイトを口説いたり、注文もせずに大きな声で会話。
接客に慣れていない様子の女性アルバイトはたじたじ…。
ここで晃介が助け舟を出すと女性アルバイトは晃介の耳元にて囁くように感謝の言葉を述べる。さらに助けてくれたお礼もしたいと伝えてくるのだ。ドキッとしながらも特に具体的なお礼を伝えるでもなく、この日は喫茶店を後に。
翌日、美也の通う高校にて保護者面談。
晃介は担当教師から娘の将来を考えていない…などとお説教を食らう。気落ちしている中で次は会社から緊急連絡。もう何もかも投げ出したい気持ちとなり虚無になって学校の階段で英気を養う為、休憩。
すると階段を昇ってくる足音。
遭遇したのは喫茶店の女性アルバイト店員だった。彼女が高校生だった事に驚く晃介。落ちている名刺を拾った女子高生。名前を確認すると何かに感づいた模様で晃介に話しかけてくる…。
「みぃーちゃんのお父さんですか?」
女子高生は娘である美也の事を知っていた。むしろ、晃介も彼女と過去に対面をしていたのだ。彼女がまだ小学生の時に晃介が美也と一緒に映画館へ連れて行った如月古都であった。
古都は喫茶店で助けてもらったお礼もしたいので連絡先を教えて欲しいと晃介に伝える。ここで二人は連絡先を交換。そして晃介の人生が180度変化していく日常が始まる。
娘の友達と二人きりでカラオケ店へ…!?
まずは後日、再び喫茶店に癒やしを求めて向かうと丁度、バイト終わりの古都と遭遇。雨が降りしきる中、古都は傘を忘れていたので晃介は途中まで相合い傘をしながら送っていく事へ。ここで偶然にも部下と会ってしまい一悶着。一連の出来事を上手く捌いた晃介に対して頭をなでていく古都。
その後、会社と自宅で疲弊しきっていく晃介は古都に美也の事で相談に乗ってもらう為、対面。
ここで古都は疲弊している晃介に理想を演じる事を止めて自分の前では本来の『晃介さん』になって欲しいと提案。流れで彼女が行きたかったカラオケ店へ二人で入店していく事へ。
狭い個室で体も密着状態。
相手は高校生で誘うようなボディタッチもしてくる。欲望に飲まれそうになっていく晃介。すると古都は自分にだけは甘えて下さいと伝えて、あらゆるモノに疲れている晃介を抱きしめて癒やしに誘っていきます。
娘の友達とカラオケ店で二人きりになり、そして抱きしめられる晃介。もう抱いてはいけない感情が芽生え始めていく。この日は彼女の優しさに甘える事へ。
そして古都との関係もあり、娘とのコミュニケーションに少しだけ変化が訪れる晃介。理想の言葉だけを伝えるのではなく、自身の本心を娘に吐露するようになっていく。
全てのしがらみを捨て女子高生と逃避行!?
続いて古都が晃介の会社を訪ねてくる。用件は雨の日に借りた傘を返す目的であった。親切ついでに途中まで古都を送る事にした晃介。
他愛もない会話から一転、古都が質問をしてくる。
『今一番やりたいことはなんですか?』
会社の上司、父親としてでなく晃介として真剣に考えると脳裏に浮かぶのは会社や自宅での苦しみ。頭を抱えながら晃介は蹲り…『ここから逃げ出したい』と本音を古都に伝えていく。
その言葉を聞いた古都は晃介に手を差し伸べて『おいで』と一言。
場面は転換されて、二人は新幹線で当てもなく旅立っていた。現実からの逃避行。しかし、本当に良かったのか…どこか煮え切らない晃介。そんな様子を察知したのか古都は車内でゲームをしようと持ちかけていきます。
娘の友達の初キス…!?
車内でゲーム。
そして古都の一つ、一つの動作に気持ちが悶々としてしまう晃介。気づけば自分が勃起している事に気づく。一旦気持ちを鎮めようとトイレに立ち、ふと我に返る晃介は娘の友達と何をやっているのか…興奮しているのか…惨めさと情けなさを感じていく事へ。
古都の下へ戻った晃介は引き返す事を提案。
娘の友達なのに自分の我儘に付き合わせてすまないと謝罪…そんな彼を見た古都は突然、晃介にキスを迫っていく。
いきなりの行動に唖然すると共に、からかわれていると感じた晃介は少しだけ怒りを見せていく。引き返す気持ちの固まった晃介は下車。古都も降りてきて晃介のスーツの袖を引っ張りながら…
『わたし、キス初めてだったんです』
カミングアウトされた晃介は硬直して困惑。
再び場面は転換されてインターネットカフェの狭い個室で二人は密着して寄り添っていた。かなり遠くまで来たようで終電まであと30分。古都は晃介に顔を近づけていき『誰が間違ってるかなんて一体誰が決めるんでしょうか』哲学的な言葉を呟きながら再び晃介にキスを迫っていく。
晃介の自宅。
19時には帰宅すると聞いていた娘の美也。しかし、21時を過ぎても帰ってこない父親が心配になったのか部屋から出てきていた。そして晃介へ電話をかける。
彼は古都にキスを迫られている最中、美也の連絡には気づかない…ここで1巻は幕引き。
漫画「娘の友達」感想
独特な空気感と妙な色っぽさが滲み出ている作品。1巻では晃介の心理は描かれるが、古都の心理は描かれない。そこもまた面白い。彼女が何を考え、何故晃介に執着するのか…。
今まで理想を追求して奔走してきた堅物が仕事をさぼり、娘の友達と知らぬ土地まで逃避行。さらに愛情表現をしてくる娘の友達に困惑。この先がどうなっていくのか楽しみしかない漫画。
背徳…そしてサスペンス。刺激的な女子高生との日常が描かれる作品。興味が出た人は是非、チェックしてみて下さい!控えめに言っても良作!
娘の友達
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