池上ナオ先生の描く「いじめのケジメ」第2巻。
今回もいじめ加害者が制裁を受けていく。そんな中、ようやく犯人の正体へ一歩近づいていく天野。犯人は○○である事は判明していくが、それ以外はいま一歩で分からず…。
地賀をいじめていた加害者達に制裁を加えているのは地賀本人なのか…それとも、まったく別の人物なのか…。
第2巻の内容を見ていきましょう!
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いじめのケジメ【ネタバレ】17年の時を経て復讐されていく加害者達…!?
漫画「いじめのケジメ」は池上ナオ先生が描く新作漫画。少年マガジンエッジで連載。高校教師・天野に届いた一冊の黒い手帳。そこには天野が担任していたクラスで行われていた壮絶なイジメの顛末が記されていた。 そ ...
いじめのケジメ【2巻ネタバレ】
9話ネタバレ
マスコミのゴミ記事のせいで地賀が殺人犯扱いとなり、自宅へ殺到するマスコミ関係者達。そして地賀家には先客として美墨達が既に両親への取材を申し込んでいた。
美墨は地賀創の日記コピーを入手。地賀の両親に向かって…。
『これって復讐殺人ですよね?いじめに対しての』
こんな煽る言葉を投げかけていく。当然、怒る両親。イジメに対する怒り、マスコミに対する怒りをぶち撒けて美墨達にも帰るように指示する両親。美墨達は最後に創の部屋の写真だけ撮らせて欲しいとお願いをしていく。
一方、岩瀬と共にいた天野。
刑事である岩瀬のもとへ連絡が入る。先輩からの連絡内容は名古屋で由人葵(ゆにあおい)の姿を目撃した情報であった。
事件の重要参考人でもある葵。先輩から必ず接触して捕まえて来いといった指示を受ける。
場面転換で地賀家。
部屋には灯油が撒かれており、精神的に疲れ果てていた地賀の両親。ライターで火をつけていく。そして地賀家は炎上。
10話ネタバレ
天野は岩瀬と共に名古屋へ向かう。
そして由人葵がホテルで起こった殺人事件の重要参考人である事を聞かされていく。岩瀬も初耳だったらしく驚きの表情を浮かべる事へ。
担当刑事へ事情を伺う岩瀬。
実は現場のホテルで数日前に蹄 貴明が窒息死によって殺されていたのだ。この蹄といった男は過去に地賀をいじめていた一人。
この時、蹄の部屋に出入りしたのは葵と清掃業者だけであった。
そして愛知県警は葵を連続殺人事件の重要参考人として広域捜査に切り替える事を伝えていく。葵の監視カメラに映った映像を見ながら、どうして彼女が殺人をするような人間になってしまったのか…疑問と落胆の表情を浮かべていく天野。
同時にテレビの中継を目にする天野と岩瀬。
地賀家が火事となり黒煙に包まれている事を知る。目まぐるしい状況にショックを隠せない天野。
『い…いったい何が起こっているんだ…』
11話ネタバレ
いじめ加害者の一人である弐棘ミカがクローズアップされていく。女子アナである彼女。特番も決まり、地賀家から2名の焼死体が発見された事も聞かされる。
『えっ激アツ!』
人の死より番組が盛り上がるネタに喜ぶ弐棘。そしてプロデューサーから万が一があると困るとの事で最終確認される。
『ミカちゃんはやってないんだよね…いじめ?』
『やだなぁ…いじめなんてシてません!胸を張って言えます』
そして弐棘の回想。
彼女が地賀をイジメていた過去が描かれていく。
12話ネタバレ
特番の会議中。
強いネタが欲しかった番組。弐棘が元担任教師の独占インタビューを取ってくると意気込んでいく。
そして天野を呼んで独占取材をする弐棘。
インタビューを始める前に天野は地賀が当時の出来事を記したいじめの日記がある事を示し、弐棘が行ったいじめの数々も内容が記されていると公表。
日記が表に出ると過去がバレてしまう弐棘。しかしピンチをチャンスに変える為、日記も手に入れて天野のインタビューも編集で都合の良い形に変えようと企んでいく。
泣き落としてで天野に接していく弐棘。
真面目過ぎる天野はいじめを見抜けなかった自分に責任があると語っていく。上手く言いくるめて日記を奪取しようと目論む弐棘であったが頑固な天野は日記を手渡そうとはしなかった。
今回の取材で日記を奪う事は取り敢えず諦める。インタビューだけ録画して自身で編集を行っていく。
『本当になんの進歩もねーな、この無能は…何が謝罪だ、ばーか…一生ほざいてろ』
弐棘は重要な部分をカット。世間が盛り上がるように悪質な編集を加えていく。
13話ネタバレ
弐棘がメインキャスターを務める特番の生放送が開始されていく。岩瀬たち刑事もスタッフに紛れて動向を探っていく。
特番では専門家の二人も交えて地賀 創について様々な憶測を語っていく。
番組では地賀に続いて葵にまで容疑の疑いをかけるような報道がなされていく。そして天野の直接取材の映像が放送されていく。放送を見た天野は急いでテレビ局に連絡。
放送を止めるように指示を出していく。
弐棘が編集した映像。
そこには悪質な編集が加えられており「元担任教師・地賀創に告ぐ」といったテロップが張られていた。
犯人も判明していないのに地賀が犯人だと断定しているような偏った放送に怒りを見せる天野。
そして弐棘の小芝居が開始されていく。
彼女は地賀と同じクラスであった事を表明。涙を流しながら地賀に謝りたい事があると訴えていく。
『いじめに気がついてあげられなかったことです…』
弐棘の小芝居に驚愕する天野と岩瀬。そして会場でサンタの格好をした謎の人物の怒りが描かれる。
そして放送中…突然、幸せのクリスマスツリーと称した大きな木が弐棘へ向かって倒れていく。ツリーの下敷きになって無残な姿になる弐棘。
14話ネタバレ
弐棘は生きていた。そして病院からホテルへ移っていた。そこへ、過去の仲間でいじめ加害者であった佐牙間がお見舞いへ訪れる。
事件が起きてから10日。
弐棘を心配する人間は皆無であった。佐牙間も弐棘へダメ出し。
外見の優劣でしか物事を考えてこなかった弐棘は誰とも信頼関係を築けていなかったのだ。佐牙間も弐棘を見捨てて去っていく。
日付はクリスマスイブ。
刑事二人が彼女の護衛についていく。エレベーターと非常階段を警備する刑事達。
そして、その夜…黒ずくめの一連の犯人が窓ガラスを破って弐棘の病室へ。ここで待ち構えていた天野が犯人と対峙。
『来ると思っていたよ…もう一度な…』
腕をナイフで刺されても動じない天野。しかし、黒ずくめの犯人の方が優勢。そんな時、弐棘が窓際に立つ。最後の天野への感謝を伝えて飛び降りていく弐棘。
『世の中の人がみんな天野先生みたいだったら良かったのにな…』
15話ネタバレ
弐棘が飛び降りて、悲しみに暮れる天野。
すると背後から黒ずくめの犯人が襲いかかってくる。腹を刺されながらも犯人の動きを止めて抱きしめていく天野。
『お前を苦しめる全てを…俺の中に置いていけ』
すると物音に気付いた刑事が病室にやってくる。拳銃で黒ずくめの犯人に狙いを定める刑事。
16話ネタバレ
刑事に向かって襲いかかり、銃口を反らして刑事の顔面を殴打する犯人。
そのまま立ち去っていく。
天野は腹部を刺されそうになりながら、手の甲でガードしており、致命傷を避けていた。
自力で動いて屋上まで向かう天野。
そしてマスクを外した犯人と対峙する。抱きしめた時に犯人の性別は女であると判断した天野。そしてマスクを外した犯人と対面するも髪で顔が隠れており、誰なのか天野でも判別不能であった。
『お前は…お前はいったい誰だ?』
場面転換。
葵の娘であるミチルの世話をしていた岩瀬。犯人が出たことで招集させられる。
ミチルは一人で留守番。
慣れっこなのか、しっかりと戸締まりする。しかし、鍵を閉めた扉が開き、ミチルの背後から黒ずくめの犯人が姿を現していく。
いじめのケジメ【2巻の感想】
普通に考えれば最も怪しいのは由人葵であるが、それだとまったく捻りがないようにも感じる。ミスリードなのか…そのまま葵が犯人なのか…。次巻あたりで一連の事件の黒幕が判明しそうである。
そして今回、弐棘が死ぬ訳だが最後に悲劇のヒロインぶって死ぬ姿がどうしようもなく憤りを感じた。そんな言葉を吐ける人間ではなかろうと…。まぁ最終的に自ら死を選ぶのでOKとしよう。
そろそろ物語は佳境だろうか。
犯人は誰なのか…そして行方不明になっている地賀創は現在何をしているのか。結末まで目を離せなくなってしまった漫画である。
興味が出た人は是非、チェックしてみて欲しい!
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